タイプ410は、高温・高圧でのカレンダーにより高密度化され、全体的に非常にバランスのとれた製品です。 (1) あらゆるタイプの電気絶縁用として広く採用されており、UL規格では、220℃での連続使用が認められております。
(2) 耐熱性、耐薬品性を活かして、樹脂加熱成型時の離型紙、製品識別、生産管理の為の副資材として応用が可能です。 |
タイプ411はカレンダー(高温・高圧での圧縮)加工されていないので、柔軟性に富み、表面吸収性に優れている事が大きな特徴です。 (1) タイプ410と同様、電気絶縁用に広く採用されており、UL規格で220℃の連続使用が認められております。
(2) 熱伝導率が低い為断熱用途にも応用が可能で、アスベストやガラス等、耐熱性の有る無機絶縁材料の代替品として使用出来ます。 (3) 高密度の加圧積層や、熱成型によって色々な形状に加工が可能です。 |
タイプ414はタイプ410と同じく抄紙後に高温・高圧でカレンダー加工を施してありますが、タイプ410に比べてしなやかさが向上しています。 従って、電気的・機械的特性はタイプ410と互換性が有り、UL規格で220℃の連続使用が認められている一方、タイプ410では出来ないしぼり加工した部品を、熟成型によって作り易くなっています。タイプ414の原反には機械方向を識別する為の色ラインが付けられています。 |
タイプ418は、特に高圧の電気機器への応用を目的として開発された製品で、UL規格で220℃の連続使用が認められています。 ノーメックス®紙とマイカ(雲母)を混抄し、高温・高圧でカレンダーした製品ですので、ノーメックス®紙の持つ優れた電気特性、耐熱性とマイカ固有の耐コロナ性を合わせ持っています。 |